レイズRZ712B-MLMのインプレ集

RZ712B-MLM（Variable-Hounder）は、中・本流域や湖での釣りを想定したネオ・トラディショナルモデルのロッドであり、その汎用性と先進性が高く評価されています。このロッドは伝統的な釣りスタイルから、難易度の高いブッシュを持つエリアでの大物狙いにもしっかりと応えてくれるものです。7cm前後5～10gのミノープラグを中心に、ディープダイバーや14g前後のスプーンにもしっかりと対応することができます。その使い勝手の良さから、様々な楽しみ方ができるという特徴がある。

このロッドは、Rayzの思想を基に、新しいRayzとして進化を遂げました。軽快な操作感、どんなアングラーでも気軽に使える使いやすさ、そして魚との楽しいやりとりを追求しています。温故知新をモットーに、現代の技術と伝統的な理想の調子を見事に融合させ、新しいスタンダード・トラウトロッドとしての地位を築いています。

ブランク部分は、「細身」「軽量」「張りのある本調子」という思想を基盤に設計されています。最適なスペックに合わせて調整され、アングラーが意のままに操ることができるアクションを実現しています。美しいダークグリーンの色合いで、太陽の光を受けると深い緑に輝きます。

また、ガイドシステムは、チタンフレームとSiC-SリングのKガイドを採用しています。細くされたガイドは、ロッドのブランクとの一体感を強化し、ラインの放出がよりスムーズになるよう調整されています。さらに、モノフィララインやPEラインにも対応しています。

グリップには、天然ウッド素材と西陣織カーボンパイプの組み合わせが施されています。独特の木目と西陣織の織目が織りなすデザインは、他に類を見ないものです。そして、グリップエンドには滑り止めや傷を防ぐオリジナルのラバーキャップが装着されています。但し、天然素材を使用しているため、使用状況によっては劣化が進む可能性があることも理解しておくべきでしょう。