レイズRZ542B-Lのインプレ集

ロッド

RZ542B-L (Jerkin)は、渓流域での釣りに特化したモデルで、渓流の全域を幅広くカバーすることが可能な汎用ベイトモデルとして位置づけられています。特に、小口径のガイドの採用によって、キャスト時のブランクのブレを軽減し、目的のピンスポットへの正確なキャストが可能となっています。このロッドは3~5gのプラグ全般や、3~8gのスプーン・スピナーに適応しており、適度な「しなり」がルアーウェイトを感じることを容易にし、投げやすさを実現しています。

このロッドは、Rayzの伝統的な思想を受け継ぎつつも、新しいアプローチでのブラッシュアップが図られています。軽快な操作感や使い手を選ばない使いやすさ、そしてターゲットとの楽しい駆け引きを追求して設計されています。その結果、日本のスタンダード・トラウトロッドとしての新たな形として生まれ変わったのです。

ブランクについては、「細身」、「軽量」、そして「張りのある本調子」という3つの主要な思想を基にしています。この特性により、アングラーはロッドを自らの意のままに操作することが可能です。さらに、ブランクのカラーは深い緑に輝くダークグリーンで、光を受けるとその美しさが一層引き立ちます。

ガイドシステムは、チタンフレームのKガイドとSiC-Sリングを採用しており、小口径化によってブランクとの一体感を高めています。ラインの放出がスムーズに行えるよう、ガイドのフットの高さが調整されており、モノフィララインやPEラインのいずれにも対応しています。

そして、グリップ部分には天然のウッド素材と、高級な西陣織のカーボンパイプが融合されています。この組み合わせにより、独自のデザインと質感を持つグリップが完成しています。グリップエンド部分には滑り止めや傷防止の効果を持つオリジナルのラバーキャップが装着されており、実用性とデザイン性を両立しています。ただし、天然素材を使用しているため、木目には個体差があり、使用状況によっては劣化する可能性も指摘されています。

RZ542B-Lのインプレ集

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