レイズRZ772S-MLのインプレ集

ロッド

RZ772S-ML(Variable Shooter)は、中流、本流、湖といった多様な環境に適応することを目的としたロッドモデルです。その最大の特徴は、遠投能力に優れている点。このモデルは、メインストリームのフィッシングに特化しており、安定した飛距離を保証するキャスト能力と、連続したトゥイッチやジャークを行いやすいバランスが特徴です。特に、7cm前後で5〜10gのミノープラグを主体とし、抵抗の強いディープダイバーや10g前後のスプーンにも適応します。

RZ772S-MLは、Rayzの伝統的な思想を引き継ぐ形で生まれた新しいRayzとしてのアイデンティティを持っています。その設計思想は、使い手を選ばず、軽快な操作感と独特のバランスを持つこと。このバランスは、アングラーが魚との駆け引きを存分に楽しめるように設計されています。温故知新の精神で、現代的なエッセンスと伝統的なトラウトロッドの特徴をブレンドし、日本のスタンダードなトラウトロッドとして進化を遂げました。

ブランクの特徴としては、「細身」「軽量」「張りのある本調子」という三つの要素が基盤となっています。これにより、アングラーが意のままにアクションを取ることが可能となります。さらに、ブランクの色は、光の中で深い緑色に輝くダークグリーンに仕上げられています。

ガイドシステムに関しては、チタンフレームのKガイドとSiC-Sリングを採用。ガイドの小口径化により、ブランクとの一体感を高め、ラインがスムーズに放出されるバランスを追求しています。このガイドシステムは、モノフィララインとPEラインの両方に対応しています。

グリップ部分では、天然ウッド素材と西陣織のカーボンパイプを組み合わせています。これにより、独特の木目と織り目が融合し、独自のデザインを持つロッドが完成しました。また、グリップエンドには滑り止めや傷防止の機能を持つオリジナルのラバーキャップが装着されており、天然素材の特性上、木目のパターンが一つとして同じものはなく、使用状況によっては劣化することもある点が特筆されています。

RZ772S-MLのインプレ集

ツイッターにレイズのRZ772S-MLのインプレがありました。